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2010年度 Vol.2
作家の”はらだみずき”さんをご存知でしょうか?実は、彼は作新SCの元コーチ&パパさんチームメンバであり、作新SCを応援してくれてます。今回は逆応援で、彼の作品を紹介します!
■「サッカーボーイズ 再会のグランド」(KANZEN社)
出版社/著者からの内容紹介
サッカー少年と、コーチ、そして、その家族たちのストーリー
どこの街にでもある少年サッカークラブ。
最後の大会を目指して、新6年生チームの卒業までの物語がはじまる。チームの低迷に怒りをあらわにする監督。輝きを失っていく選手。強豪チームから移籍してきた転校生。個性豊かなチームメイトたち。……そして、新たに加わった謎のコーチ。
桜の咲く春から、再び桜が芽吹くまでのサッカークラブの子どもたちと、コーチ、その家族たちの物語。
「あいつ、今頃どこでサッカーをやっているのだろう。
あの頃、自分はもっとサッカーを楽しんでいた。何も考えず、何に縛られることなく、夢中になってボールを追いかけていた。
あいつは、今、サッカーを楽しめているだろうか……」
■「サッカーボーイズ 13歳 雨上がりのグランド」(続編) (KANZEN社)
桜ケ丘中学校サッカー部に入部した遼介、同じ学校に通いながらJリーグのクラブチームに入団した良。小学生時代同じ桜ヶ丘FCで「ダブルリョウ」と呼ばれたふたりは、異なる環境でサッカーを続ける。競技スポーツという新たな領域のグラウンドに立ったサッカー少年たち。―ダブルリョウとその仲間たちの物語。
※この版から、年齢がつきました!
文庫本として、角川書店から出版された2冊。小説の背景描写では、「あー、あそこのことだ」とか身近に伝わってきます(笑)。「グランド側の通用門の間隙から入り、卒業生作の翼のある馬の像と鶏小屋を過ぎるとサッカー部の部室にたどり着く」とか・・・・
ちなみに、コーチのたまり場、小説の居酒屋「安」は・・・・・スポンサーの・・・(笑)。
「サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグランド」(角川書店)星川に続きオッサも入部し、キャプテン遼介を中心に新チームが動き出した。が、シュートを怖がったり集中力が切れたりとキーパーのオッサの様子がおかしい。やがて、守護神の不振はチームに不協和音を生じさせ……。 14歳、中学2年生の少年たちは迷いの中にいる。心を揺さぶる、挫折からの再生の物語―。
主人公たちが成長し、中学でのサッカーが舞台、見慣れた黄色い使い古しの電柱を使ったベンチの表現もあり、やはり舞台はここです。女子中学生部員も登場します!
15歳の物語、続編も執筆中とのことです。期待して待ちましょう。高校生の主人公たちやその先まで続くかもしれません。
ジュニア版「サッカーボーイズ 再会のグラウンド」(はらだみずき・作 ごつぼ×リュウジ・絵 角川つばさ文庫)。漢字には「ふりがな」がふられています。難しすぎるかなと思った表現は、わかりやすい表現に一部改めているようです。
「ヘブンズ・ドア」 著者 :はらだみずき 脚本:大森美香(角川文庫)
監督:マイケル・アリアス 主演:長瀬智也 福田麻由子:主演 映画「ヘブンズ・ドア」の小説版
角川書店紹介文より
のこり3日の命。人生の最後くらい、最高のエンディングが欲しくなった。
< 内容>
余命わずかと突然宣告された青年・勝人と、幼い頃からずっと入院している少女・春海。2人は生まれて初めて真っ直ぐに自分の人生と向き合い、“生ききろう”と思った――。長瀬智也、福田麻由子共演映画の小説版!
※原作ではなく、ノベライズといって脚本から小説にする仕事だったようです。
小説「赤いカンナではじまる」 祥伝社
(以下、出版社紹介文抜粋)
その人は涙を流していた。
涙を流していたのは、わたしと同じ書店員だった??。
ある日、書店員の野際は、文芸書棚を担当している保科史江が涙を流しているのを、出版社の営業マン、作本とともに目にする。後日、退職を願い出る彼女の涙の理由とは、何だったのか。関西出張で偶然彼女と出会った作本が、意外な秘密を聞き出してくる……。
書店員、編集者、出版社営業マンたちの「過去との再会」を描いた恋愛小説集。
【感想】めずらしく(笑)恋愛小説があり、どんなもの書くのか興味もって読みましたが、感動しました。日経新聞の夕刊の書評でも取り上げられ、評価良かったです。短編小説が5つ入ったもので、やさしい感じの恋愛小説でした。4つ目の小説には、”NTT”の集合住宅のことが一箇所だけ書いてあり、近所の風景を描写したものでした。
『サッカーボーイズ』スピンオフ小説!
遼介たちの出身クラブ桜ケ丘FCを舞台としたストーリー。
木暮や峰岸コーチも登場。
◇ 帯の文より
41歳、出版社勤務の岡村は、突然の異動で微妙な立場に追い込まれた。同じ頃、中学生の息子の陽平は、レギュラーにもかかわらず、サッカー部を辞めてしまう。あれほど好きだったのに、なぜ? 息子の気持ちを知りたい岡村は、陽平の小学校時代のコーチ・真田を訪ねる。真田には、サッカーを知ればわかるかもしれない、と言われる。
岡村は、彼に誘われるままに、サッカーを始めるのだが……。
”人生の忘れもの”を取り戻すまでを描く、魂の再生の物語。
※今回の帯の推薦文は、ゴン中山です!。
【感想】パパさんチームが舞台です。数年前、優勝したときのシーンも散りばめられていて”ぐっと”きます。”はらだみずき”さんが編集の仕事をしていたときの話も織り込まれているのではと推測できる内容もあるような気がします。個人的には、主人公が会議のシーンでサッカーのプレーに例えるところが、面白く感じました。
「野性時代」(角川書店)に連載中の小説。本人ブログには、次のようなコメントあり『ストーリーは「高校サッカー小説」とだけ言っておきます……。掲載は隔月刊となります。』
「パピルス」(幻冬舎)の連載小説。『中学生の帰宅部の少年たちのストーリー』
「本の雑誌」連載小説「サッカーストーリーズ」。サッカーにまつわる短編小説4話で一本の小説になるとのこと。『なかなかサッカーの話にならないサッカー小説』との本人コメントも。
HP管理人 長谷川